がん治療の副作用を知る・伝える・工夫する

8月9日(日)13:0014:00 第1会場

副作用とどのように向き合うか
―石木 寛人

がん治療には様々な副作用を伴います。様々な体の不調が治療のせいなのか、それとも病気のせいなのか、それともそれ以外なのか。原因がはっきりしないこともしばしばあります。原因が分かれば対処法も分かり、体調の改善や安心につながります。
この講演では、どのように副作用を知り、伝え、工夫するかについて考えます。

抗がん剤治療による皮膚トラブルを乗り越える工夫
―柳 朝子

抗がん剤治療では、手足の痛み、発疹、乾燥、爪の変化など様々な皮膚トラブルが起こることがあります。症状によっては日常生活に影響を及ぼしますが、早めの対処やセルフケアによって悪化を防げる場合があります。本講演では、研究成果や実際のケアを交えながら、皮膚トラブルを乗り越える工夫についてわかりやすくお話しします。

講演者

石木 寛人 ( いしき ひろと )
国立がん研究センター中央病院 緩和医療科 医長

頭頸部外科、腫瘍内科を経て緩和ケアを専門としています。 がん患者さんの身体症状の緩和はもちろんのこと、最近は患者さんの心や体の問題をどのように解決するか、薬以外の解決方法(非薬物療法やアプリ開発、社会的支援介入など)の研究を行っています。

柳 朝子 ( りゅう あさこ )
国立がん研究センター中央病院 看護部 がん看護専門看護師

看護部 がん看護専門看護師。がん治療に伴う皮膚トラブルや外見の変化に対するケア、患者さんやご家族の心理社会的支援に取り組んでいます。特に、手足症候群や爪囲炎などのセルフケア支援を専門とし、患者さんが自分らしい生活を続けながら安心して治療を受けられるよう、多職種と連携した支援や研究活動を行っています。

司会者

梅田 恵 ( うめだ めぐみ )
株式会社緩和ケアパートナーズ・がん看護専門看護師

1987年京都市立看護短期大学卒業、2000年がん看護専門看護師認定(日本看護協会)、2014年聖路加看護大学院を修了し看護学博士、2014年11月より昭和大学大学院保健医療学研究科教授、淀川キリスト教病院、昭和大学病院で緩和ケアチームに従事するなど臨床にも携る。2020年よりファミリー・ホスピス株式会社の品質管理役員を務め、2025年11月より現職。NPO法人マギーズ東京理事、NPO法人ともいき京都監事。地域での緩和ケアを受けられる環境作りを目指している。