乳がん治療
2026

8月9日(日)11:0012:30 第1会場

乳がん診療2026 ― 乳癌診療の最新情報 ―
―上野 貴之

乳がん診療の進歩は目覚ましいものがあります。薬物療法の飛躍的な進歩により、薬物だけでがんが消失する人の割合も増えてきており、よく効いた人では手術が不要となるような時代も来ています。さらに手術が必要な場合でも、できるだけ整容性を維持するように新たな手技や手法が生まれてきています。本講演では、そのような乳癌診療の進歩とそれが生活の豊かさとどのように結びつくのかについてお話できればと思います。

乳がんの『弱点』を狙い撃つ ― 各標的と最新の薬剤 ―
―有賀 智之

乳がんの薬物療法は、がんの「弱点」を狙う時代に入りました。ホルモン受容体、HER2、PD-L1、遺伝性乳がん(BRCA1/2)、TROP2 等、各標的とそれに対応する薬剤を、最新の話題を交えてご紹介します。狙える弱点は、これからも増えていきます。

講演者

上野 貴之 ( うえの たかゆき )
がん研究会有明病院 乳腺センター長

1992年3月東京大学医学部卒業後、2年間の内科研修を経て、1994年より外科専門となる。虎の門病院、都立駒込病院での研修を経て、スウェーデンカロリンスカ研究所へ留学。7年半の留学の後、京都大学、杏林大学を経て、2017年より現在のがん研有明病院乳腺センター乳腺外科に勤務。患者さんが納得できる治療選択をモットーに乳癌診療を行っている。

有賀 智之 ( あるが ともゆき )
東京科学大学 総合外科学分野 乳腺外科 教授

1997年東京医科歯科大学(現・東京科学大学)卒業。一般外科医として研鑽を積んだのち、乳腺診療の道へ。長年にわたり東京都立駒込病院で乳がん診療に携わり、ブレストセンター長を経て、2024年10月より東京科学大学大学院 総合外科学分野 教授。日本乳癌学会医療安全委員会副委員長、JOHBOC教育部会部会長として、患者さんに安全で最新の医療を届けるための活動と、特に遺伝性乳がんの普及・教育に力を注いでいる。

司会者

大友 明子 ( おおとも めいこ )
CNJ 乳がん体験者コーディネーター

異時性両側乳がん(左:ステージⅡB/右:ステージⅠ)。 2010年、生まれて初めて受けたがん検診のマンモグラフィーで左乳房、9年目の定期検査(エコー検査)で右乳房にがん罹患。現在は経過観察中。初発罹患後6年間、認定NPO法人キャンサーネットジャパンにて乳がん体験者コーディネーター(BEC)養成講座を担当。2020年6月に退職、現在はフリーで学校や企業でがんの啓発活動を行いながら、乳がん関連のセミナー司会進行、ピアサポーター養成のための講師等を多数担当。 患者支援団体メンタル・スパ代表 認定心理士 メンタルコーチ