【国立がん研究センター希少がんセンター共催】
GIST

GISTの治療あれこれ

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GISTは、「消化管間質腫瘍」の英語での略称で、消化管 (胃や腸など)にできる悪性腫瘍です。病気が原発巣 (最初にできたところ) にとどまっている場合、手術で取り除くことが原則です。もし、病気の大きさが大きい場合や、活発に増殖する様子があれば、再発予防に「イマチニブ」という飲み薬の抗がん剤を使って、再発しにくくします。病気が原発巣以外にも広がっている場合 (転移:血液の中に入り込んで病気が広がる、播種:細胞が零れ落ちて広がる) は、薬を使用して病気の進行を抑えていきますが、残念ながらこの場合は病気を治すことは難しく、病気と付き合っていかなければなりません。薬の治療についても、現在の最新の情報をお伝えします。

講演者

内藤 陽一 ( ないとう よういち )
国立がん研究センター東病院  総合内科 科長

2000年群馬大学卒業。2011年より国立がん研究センター東病院勤務。2022より同院総合内科長。腫瘍内科医として、GIST、乳がんを中心に診療に取り組みながら、国内・国際ガイドライン策定などを行い、また薬剤の開発にも取り組んでいます。同時に総合内科として副作用のマネジメントにも取り組んでいます。