特別セッション:リアルに考える縁起でもないこと(遺贈・遺品整理から考える備え)

8月3日(日)12:0013:00 第1会場

三浦美樹氏の講演概要
演題:「あなたの人生を、未来へつなぐ遺贈寄付」
人生の終わりに向けた備えは、縁起でもない話ではありません。長生きを前提に早めに取り組むことで、胸のつかえが取れるという声も。
相続の選択肢の一つに「遺贈寄付」があります。今、なぜ遺贈寄付が求められているのか、また、遺贈寄付によって得られる自分の充足感とは。誰もが負担なくできる遺贈寄付についてお話しします。

横尾将臣氏の講演概要
演題:「専門家が語る遺品整理 ~知っておきたい基礎知識と心の準備~」
「故人の想いを未来へ繋ぐ」をテーマに、遺品整理の現場から見えてくる“心の課題”に焦点を当てます。単なる片付けではなく、遺族の心のケアや供養のあり方、そしてテクノロジー活用による新しい遺品整理の形を通じて、人生の終焉にどう備えるかを考える時間を共有します。

講演者

三浦 美樹 ( みうら みき )
日本承継寄付協会 代表理事

2,000件以上の相続相談を受けた司法書士としての経験を活かし、2019年に「日本承継寄付協会」を設立。遺贈寄付の全国調査や、遺贈寄付情報誌『えんギフト』の発行を通じて、遺贈寄付を文化にし、思いやりが循環する社会の普及に尽力。英国発の遺言書作成報酬助成であるフリーウィルズキャンペーンを日本初開催。Forbes JAPAN 2024年6月号の特集「100通りの世界を救う希望 NEXT100」の表紙にも起用される。

横尾 将臣 ( よこお まさとみ )
株式会社メモリーズ 代表取締役 社長

遺品整理・特殊清掃の専門会社「メモリーズ」代表。年間数百件に及ぶ現場経験を通じて、孤独死や高齢化の現実に向き合い、社会課題としての認知拡大を目指す。NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」に出演し、現場のリアルを伝える活動を続けている。

司会者

古賀 真美 ( こが まみ )
NPO法人キャンサーネットジャパン 常務理事

2002年、急性リンパ性白血病を発症した弟へ末梢血幹細胞提供を機に、白血病患者や家族・骨髄ドナーの相談支援をライフワークとしている。CNJがん情報ナビゲーター1期生。2013年CNJ入職。2019年理事就任。がんに関するセミナー・フォーラムの司会、イベントの企画や登壇者のコーディネートなどにも応じている。2023年3月に左乳がん、2024年12月には右乳がんに罹患、手術と放射線治療を終え、現在ホルモン剤服用中。