オープニングセッション
がん医療の現状とこれから

8月24日(土)11:0012:00 第1会場

瀬戸泰之先生
「Precision Medicineーがん医療の現状とこれからー」
【概要】
今後、益々がん医療において、Precision Medicineが重要になってくるものと思われる。高齢化社会においてはことさら大切である。がんセンターとして、どのように向き合っていくべきか、ともに考えましょう。

阿久津 友紀氏
「患者目線 地方からの視点で考える現状とこれから」
【概要】
第4期のがん対策推進計画ではがん医療の均てん化に集約化も明記され、地方格差の拡大への懸念がある。
医師・医療従事者不足から、自分の住む地域で適切な医療につながらない不安が患者にある。患者目線での課題をあげて、ただ、待っていては『つながらない』いま、これから『つながる』にはどうしたらいいか、を考える。

後藤 悌先生
「総合的ながん治療と最新の医療技術」
【概要】
複数の治療法を組み合わせた総合的ながん治療の重要性を解説します。最新の治療薬や治療法の進展、そしてゲノム検査をはじめとした検査や治療の普及における課題にも触れ、今後のがん医療の展望について議論します。

講演者

瀬戸 泰之 ( せと やすゆき )
国立がん研究センター中央病院 病院長

平成20年5月-令和6年3月 東京大学医学部消化管外科学教授
平成31年4月-令和5年3月 東京大学医学部附属病院長
令和6年4月 国立がん研究センター中央病院長

阿久津 友紀 ( あくつ ゆき )
北海道テレビ 東京編成業務部長  (がん対策推進協議会委員)

長年ピンクリボン運動や乳がん患者の取材をライフワークとして続ける中、2019年、両側乳がんに罹患。当事者として自らカメラを回し、TVドキュメンタリーを制作、国内外から高い評価を受ける。Webメディア「SODANE」で乳がんと生きる姿をつづるコラムを連載、著書「おっぱい2つとってみた がんと生きる 働く 伝える」。CNJ認定乳がん体験者コーディネーター(BEC)16期。厚労省・がん対策推進協議会委員

後藤 悌 ( ごとう やすし )
国立がん研究センター 中央病院  呼吸器内科 外来医長/CNJ理事

2003年、東京大学医学部卒業。都内で研修後、2006年から国立がんセンター中央病院内科に勤務し、2010年より東京大学医学部呼吸器内科。2014年11月より現職。 肺がんに対し呼吸器学および腫瘍学の観点から治療に取り組む傍ら、医療の効率化や適切な情報提供の方法に関心をもち活動中。 https://www.cancernet.jp/staff