がんと栄養(悪液質) 動画

食べることは生きること。

8月5日(土)12:0012:45 第2会場

がん患者さんの中には体重減少や食欲不振に悩んでいる方もたくさんおられると思います。このような症状はがん悪液質と呼ばれる病態が深く関わっています。このがん悪液質に対する有効な薬剤として2021年にエドルミズというお薬が使えるようになりました。講演ではこのお薬でどのような効果が期待できるのか、あるいはどんなことに注意すべきか中心にお話ししたいと思います。

講演者

髙山 浩一 ( たかやま こういち )
京都府立医科大学 大学院医学研究科 呼吸器内科学 教授

九州大学出身で2015年から京都府立医科大学に赴任しました。肺癌の薬物療法を専門にしていますが、10年ほど前からがん悪液質の問題にも取り組んできました。これからもがん患者さんの健康寿命の延伸に尽力します。

司会者

坪井 正博 ( つぼい まさひろ )
国立がん研究センター 東病院 呼吸器外科 科長 / NPO法人キャンサーネットジャパン理事

1987年東京医科大学医学部卒業。同大学外科第一講座および国立がんセンター中央病院等での研修を経て、1997年より東京医科大学病院呼吸器外科、2008年から神奈川県立がんセンター、2012年から横浜市立大学附属市民総合医療センターで肺がん診療全般に取り組み、2014年4月より現職。医学博士。ちょいメタボに悩む。座右の銘は、「運・鈍・根」。肺がんなど胸部悪性腫瘍に対する外科治療を中心とした集学的治療の診療と開発に取り組む。分かりやすい情報提供を通じて、個々の患者さんに最適で質の高いハートフルな診療を行うことが信条。