がん治療と仕事の両立支援 動画

両立支援の現状と課題、両立のために大切なこと

8月5日(土)16:4517:30 第1会場

第2期がん対策推進基本計画に「がん患者の就労を含めた社会的な問題への取組」が盛り込まれてから11年が経過しました。この間に社会では両立への取組が進められ、取り巻く環境は一変しました。一方で、両立支援の相談現場では、一人ひとりの患者さんが抱える課題に日々直面しています。社会保険労務士の立場から現状と課題、両立のために知っておきたいことなどをお話します。

講演者

近藤 明美 ( こんどう あけみ )
近藤社会保険労務士事務所 特定社会保険労務士

埼玉県出身。明治大学卒業後、企業の人事・総務職に従事。出版社に勤務していた2004年春、30代で乳がんの診断を受ける。2007年、社会保険労務士試験に合格、2008年9月近藤社会保険労務士事務所を開業。2009年よりがん患者の就労支援に携わる。現在、東京・埼玉などのがん診療連携拠点病院や埼玉産業保健総合支援センター、日本対がん協会などで就労相談員を務める。NPO法人がんと暮らしを考える会理事、(一社)CSRプロジェクト理事。

司会者

上野 創 ( うえの はじめ )
朝日新聞 記者

1971年生まれ。東京都府中市育ち。現在52歳。早稲田大卒業後、朝日新聞社に入社。長野市、横浜市などで勤務。97年11月、26歳で肺に多発転移した精巣腫瘍の告知を受ける。自家末梢血幹細胞移植を伴う超大量化学療法など、6クールの抗がん剤治療で寛解になったが、肺に2度再発し、手術と抗がん剤治療を受ける。2000年から朝日新聞神奈川版で手記「がんと向き合って」を連載。その後、書籍化。 朝日新聞では社会部で教育分野の取材や、災害地での報道を担当。同時に、がん患者の「生き方」についての記事、自殺対策など、「生と死」をテーマにした記事を執筆。