肺がん

8月6日(土)10:0010:45 第3会場

肺がん外科治療:手術のやり方に関する最新情報〜肺野末梢小型肺がんに対する縮小手術のエビデンス
坪井 正博

日本臨床腫瘍研究グループ(JCOG)と西日本がん研究機構(NPO-WJOG)の肺がん外科グループで実施した肺野末梢の2cm以下・臨床病期IA期の非小細胞肺がんに対する肺葉切除と区域切除のランダム化比較試験で、世界で初めて区域切除が肺葉切除よりも全生存期間で統計学的に有意な延長を示しました。区域切除術は局所再発が多い一方で、再発後の手術、薬物療法など何らかの救済治療の介入により長期の生存期間が得られました。

肺がん薬物療法
加藤 晃史

講演者

坪井 正博 ( つぼい まさひろ )
国立がん研究センター 東病院 呼吸器外科 科長

1987年東京医科大学医学部卒業。同大学外科第一講座および国立がんセンター中央病院等での研修を経て、1997年より東京医科大学病院呼吸器外科、2008年から神奈川県立がんセンター、2012年から横浜市立大学附属市民総合医療センターで肺がん診療全般に取り組み、2014年4月より現職。医学博士。ちょいメタボに悩む。座右の銘は、「運・鈍・根」。肺がんなど胸部悪性腫瘍に対する外科治療を中心とした集学的治療の診療と開発に取り組む。分かりやすい情報提供を通じて、個々の患者さんに最適で質の高いハートフルな診療を行うことが信条。

加藤 晃史 ( かとう てるふみ )
神奈川県立がんセンター 呼吸器内科 医長

1991年京都大学卒。奈良県天理よろづ相談所病院、国立がんセンター中央病院を経て2008年より神奈川県立循環器呼吸器病センターに勤務。2013年肺がん包括診療センター、2015年臨床研究所を開設。2016年より現職。 「患者さんひとりひとりの特性と希望にそった治療と成績の向上」を目標に、多くの臨床研究に関わる。専門分野は、肺がんに対する分子標的薬、免疫チェックポイント治療薬の開発に加えて、施設の特性を活かした間質性肺炎合併肺がんに対する治療や、薬剤性間質性肺炎を中心とした副作用マネジメント等に関する研究・啓発活動を行っている。