【日本がん免疫学会共催】
がん免疫療法の仕組みと実際

10月25日(日)14:3015:15 第1会場

がん免疫療法の仕組み:効果と副作用-河上 裕

ノーベル賞受賞対象になり開発が進んでいる免疫チェックポイント阻害薬ががん細胞を攻撃する仕組み、また免疫性の副作用について紹介します。免疫療法は万能薬ではないので、効く方を見分けるバイオマーカーや他の薬を併用して効果を上げる複合がん免疫療法についてご理解いただければ幸いです。

進化の著しいがん免疫療法 臨床開発の状況について-北野 滋久

免疫チェックポイント阻害剤の適応の拡大が進み、各種がんの標準治療としてがん免疫療法が用いられるようになりました。更なる治療成績の向上を目指して、現在、全世界で数千におよぶ新規がん免疫療法の開発が実施されています。近年の開発状況と今後の展望についてお話しさせていただきます。

講演者

河上 裕 ( かわかみ ゆたか )
国際医療福祉大学 医学部長 免疫学教授

1980年慶應義塾大学医学部卒、同内科、1985-97年米国南フロリダ大、カリフォルニア工科大、NIH国立がん研究所でがん免疫の研究(がん抗原の発見と免疫療法の開発)、1997年慶應義塾大医学部先端医科学研究所教授、2005年同所長、2015-17年同大医学研究科委員長、2015年日本がん免疫学会理事長、2019年国際医療福祉大 医学部長 免疫学教授、慶應義塾大学 特任教授 名誉教授、研究テーマはがん免疫病態の個人差の解明と制御法の開発

北野 滋久 ( きたの しげひさ )
がん研究会有明病院 先端医療開発センター がん免疫治療開発部 部長

1998年三重大学医学部卒業、同大学内科学第二講座入局。2001年三重大学大学院医学系研究科に入学、同大学附属病院第二内科にて造血器腫瘍と固形腫瘍の診療および新規がん免疫療法の臨床試験や患者免疫応答解析の研究に携わる。2005年三重大学大学院医学系研究科遺伝子免疫細胞治療学助手、2008年三重大学大学院医学系研究科血液・腫瘍内科助教。2009年米国ニューヨーク市Memorial Sloan-Kettering Cancer Center, Ludwig Center for Cancer Immunotherapy(Drs. Jedd Wolchock and James Allison)Visiting Investigatorとして主に免疫チェックポイント阻害剤(抗CTLA-4抗体療法、抗PD-1抗体療法)の新規がん免疫療法の開発、臨床試験登録患者の免疫応答解析研究に携わる。2013年3月より国立がん研究センター中央病院先端医療科にて新規がん免疫療法をはじめ各種新規薬物療法の早期臨床開発に携わる。2019年11月より現職にて新規がん免疫療法をはじめ各種新規薬物療法の早期臨床試験の実施、および、トランスレーショナルリサーチを実施している。