がんと栄養
がんによる栄養奪取:そのメカニズムと意義、対策
8月18日(日)13:00−14:00 研究棟1F 第1会場
がんは、遺伝子の異常によって発症し、無秩序な細胞増殖を特徴とします。がんは、生きていくために、宿主から栄養を奪取しています。この講演では、(1)がんがどのように栄養を奪取しているのか、(2)がんによってもたらされる栄養障害の臨床的意義、(3)その対策、について解説します。
講演者
吉川 貴己 (
よしかわ たかき )
国立がん研究センター中央病院
胃外科科長
平成元年横浜市大医学部卒。平成5年スウェーデン国ヨーテボリ大学外科代謝研究室。平成7年横浜市大大学院卒業。平成13年同附属病院第一外科助手。平成24年より神奈川県立がんセンター消化器外科部長。平成30年より国立がん研究センター中央病院胃外科・科長。横浜市立大学医学部臨床教授/客員教授、東京医科大学消化器小児外科学分野兼任教授を兼務。JCOGプロトコール審査委員会副委員長・胃がんグループ事務局。
司会者
小西 敏郎 (
こにし としろう )
東京医療保健大学
副学長・医療栄養学科長
1972年東京大学医学部卒業。66歳まで胃癌や食道癌・大腸癌などの消化器癌の手術治療を主にする外科医でした。趣味は内緒(ナイスショットと呼びます)。自身が59歳で胃がんの内視鏡治療を、63歳で前立腺がんの手術を受けた。いずれも非常に早期で発見でき完治したのも毎年定期的に検診を受けていたおかげ。いまも毎年検診をうけている。