肺がん

肺がんの薬物治療と外科治療

8月17日(土)11:3012:30 国立がん研究センター 築地キャンパス 研究棟1F 第2会場

【薬物治療—肺がんの薬物治療アップデート】
令和元年はがんゲノム医療元年です。がん細胞の遺伝子変異の情報に基づき最適な薬物療法をマッチングするのゲノム医療の本質ですが、非小細胞がんではすでにこのような医療の提供が行われています。ノーベル賞で話題の免疫チェックポイント阻害薬も非小細胞肺がんで4種類の薬剤の適応があります。肺がん薬物療法の現状を理解し、次世代の治療についてみんなで学びましょう!

【外科治療—自ら治すために手術前後に理解しておくべきポイント】
肺がんの広がりが限局されている病期では、外科切除が第一選択です。根治には、がんのできている肺を肺葉以上の範囲で切除します。ごく早期の肺がんでは楔状切除や区域切除など、切除範囲を縮小した手術も行われるようになってきています。外科治療においては手術が終着点ではありません。完治はもちろんですが、術前の普段通りの生活に戻る、人生を改めて謳歌する出発点が手術です。自らのペースでリハビリに励みつつ前向きに日々の生活を楽しみましょう。

講演者

佐々木 治一郎 ( ささき じいちろう )
北里大学医学部 新世紀医療開発センター

熊本県出身。熊本大学医学部在籍中に肺がんで母親を亡くし、がんの基礎研究に没頭した大学院在籍中にMDS/白血病で長男を亡くしました。2000年から3年半のMDアンダーソンがんセンター留学を経て、がんの基礎研究・トランスレーショナル研究、がん診療、緩和ケア、がん診療連携、患者支援活動と、「がんという病気に立ち向かい、がん患者・家族に寄り添う」をモットーに活動しています。

坪井 正博 ( つぼい まさひろ )
国立がん研究センター東病院 呼吸器外科 科長

1987年東京医科大学医学部卒業。同大学外科第一講座および国立がんセンター中央病院等での研修を経て、1997年より東京医科大学病院呼吸器外科、2008年から神奈川県立がんセンター、2012年から横浜市立大学附属市民総合医療センターで肺がん診療全般に取り組み、2014年4月より現職。医学博士。ちょいメタボに悩む。座右の銘は、「運・鈍・根」。肺がんなど胸部悪性腫瘍に対する外科治療を中心とした集学的治療の診療と開発に取り組む。分かりやすい情報提供を通じて、個々の患者さんに最適で質の高いハートフルな診療を行うことが信条。