がんと糖尿病

~実は密接な関係があります!~

8/20(日) 15:00-16:00 コングレスクエア日本橋 第4会場(ホールD)

がんと糖尿病はそれぞれ「国民病」と呼ばれる身近な病気です。一見、まったく関係がなさそうなこの二つの病気には、意外にも密接な関係があることが分かってきました。日本糖尿病学会と日本癌学会の合同委員会の報告では、糖尿病の人はそうでない人に比べてがんになりやすく、特に大腸がんになるリスクは1.4倍、肝臓がんは1.97倍、すい臓がんは1.85倍も高いことがわかりました。合同委員会の報告は、男性約15万人、女性約18万人を10年間追跡調査した結果です。調査開始から3年以内に発症したがんは除いています。
今回は、がんと糖尿病の密接な関係、がんと糖尿病がある場合の病院選びのポイントについてお話いたします。

講演者
岩岡 秀明

岩岡 秀明(いわおか ひであき)

船橋市立医療センター 代謝内科 部長

船橋市立医療センター代謝内科部長、千葉大学医学部臨床教授。1956年生まれ。1981年千葉大学医学部卒。日本糖尿病学会学術評議員・専門医・指導医、日本内科学会総合内科専門医・指導医、日本内分泌学会専門医。主な編著書「ここが知りたい!糖尿病診療ハンドブック Ver.3」(中外医学社)、「内分泌代謝内科グリーンノート」(中外医学社)など。2017年2月から7月まで、朝日新聞デジタルに一般市民向けの「よくわかる糖尿病の話」を連載。

司会
渡辺 千鶴

渡辺 千鶴(わたなべ ちづる)

医療ライター

京都女子大学卒業。医療系出版社を経て、1996年よりフリーランスに。医療・介護分野を中心に編集・執筆に携わる。共著に『日本全国病院<実力度>ランキング』(宝島社刊)、『がん――命を託せる名医』(世界文化社刊)、単著に『発症から看取りまで 認知症ケアがわかる本』(洋泉社刊)などがある。現在、総合女性誌『家庭画報』にて「がんになった医療者の治療選択と向き合い方」などを連載中。