肝臓がんの外科治療

“ここまで来た。肝臓がんの外科治療”

8/8(Sat) 12:00-12:50 秋葉原UDX 4F ネクスト3

肝臓がんは、肝臓を門脈の支配する区域ごと に分けて切除範囲を決める「系統的肝切除」という考えに基づき、安全に確実に切除されます。最近はコンピューターシミュレーション技術が発達し、さらに緻密な手術が可能になりました。重要なことは出血量を少なくし、肝機能をできるだけ温存すること です。また、開腹手術以外に腹腔鏡下手術も開発されていきています。

講演者

國土 典宏

國土 典宏(こくど のりひろ)

東京大学大学院 医学系研究科 肝胆膵外科分野

1981年、東京大学医学部卒業後、東京大学第二外科入局。米国ミシガン大学留学を経て癌研附属病院外科医長。2001年東京大学助教授、2007年より現職。専門は肝がん、膵がん、胆管がんの外科治療と肝移植。日本外科学会理事長。アジア太平洋肝胆膵学会理事長。肝癌診療ガイドライン2013年版改訂委員長を務めた。

司会

渡辺 千鶴

渡辺 千鶴(わたなべ ちづる)

医療ライター

京都女子大学卒業。医療系出版社を経て、フリーランスに。医療・介護分野を中心に編集・執筆に携わる。共著に『日本全国<実力度>ランキング』(宝島社刊)、『がん――命を託せる名医』(世界文化社刊)などがある。現在、総合女性誌『家庭画報』にて「がん医療を支える人々」、朝日新聞医療サイト『アピタル』にて「メディカル玉手箱」などを連載中。

公開日:2015年6月4日 最終更新日:2015年12月3日