がんと遺伝

“遺伝するがん、しないがん”

8/8(Sat) 17:00-17:50 秋葉原UDX 4F ネクスト3

多くのがんは遺伝性ではないが、全体の5%弱は遺伝性である。遺伝性がんは、異常を持つ原因遺伝子の遺伝により起こる。大腸・乳腺のがんで遺伝性が多い。遺伝性のがんの診断には家族歴が大事である。遺伝性がんでは遺伝子検査が可能であるが、すべてで確定できるわけではないし、カウンセリングが必要である。臨床的には定期的フォローアップ・早期の治療が重要である。

講演者

湯浅 保仁

湯浅 保仁(ゆあさ やすひと)

東京医科歯科大学 名誉教授

1973年東京医科歯科大学医学部医学科卒業、1977年東京大学大学院博士課程修了。1977年東京大学医科学研究所ウイルス感染研究部助手、1980年から米国国立衛生研究所(NIH)に3年間留学、1985年群馬大学医学部衛生学講座助教授。1988年東京医科歯科大学医学部衛生学講座教授、2000年同大学大学院分子腫瘍医学分野教授に配置換、2014年定年退職。2011年から2014年まで東京医科歯科大学医学部長を併任。専門は分子腫瘍学。

司会

梅田 里衣

梅田 里衣(うめだ りえ)

東京医科歯科大学卒業後、外資系石油企業にて企業人事に携わった後、国内化学系メーカーで産業保健師に従事。2008年に渡米。現地の医療機関で多職種によるがんのチームケアに関わる。帰国した2011年より国立大学関連の医療施設でがん相談支援を担当。現在は大学にて後任教育に携わる。

公開日:2015年6月4日 最終更新日:2015年12月2日