がんと妊孕性

“病気になってもお母さんになれるの?”

8/8(Sat) 12:00-12:50 秋葉原UDX 6F カンファレンス D

がん治療成績は日々向上し、多くの方々がキャンサーサバイバーとして生活するようになりました。しかし、化学療法等による性腺への影響は不妊等の問題を残します。今回は、急速に進む、がん治療における妊孕性温存のための医療の最新情報をお伝えしたいと思います。

講演者

菊地 盤

菊地 盤(きくち いわほ)

順天堂大学医学部附属浦安病院

1994年、順天堂大学医学部卒業。2005年から順天堂大学医学部附属順天堂医院産婦人科講師、准教授を経て、2014年には、順天堂浦安病院に移り、2015年7月から、卵子凍結技術を軸に、浦安市の少子化対策にも参画。専門は腹腔鏡下手術で、従来の腹腔鏡よりもさらに低侵襲である、Reduced Port Surgeryの技術を活かし、2010年より、がん化学療法前の卵巣凍結保存を開始、2013年には本邦初の悪性腫瘍患者の卵巣移植・機能回復に成功した。

司会

赤坂 友紀

赤坂 友紀(あかさか ゆき)

NPO法人キャンサーネットジャパン認定乳がん体験者コーディネーター
NPO法人乳房健康研究会認定中級ピンクリボンアドバイザー

ハウスメーカーの設計士をしていた29歳の時に乳がんが発覚。右乳房温存術、化学療法、放射線治療を終了。化学療法により完全閉経を宣告されるが不妊治療を開始。その後、乳房の変形や脱毛、不妊などの同じ悩みを持つ女性の力になりたい、と乳がん・婦人科がんの方のための医療下着会社に転職、病院訪問や勉強会を担当しカウンセリング技術を学ぶ。2014年8月、5年半の治療を経て奇跡的に子どもを妊娠・出産。現在は自らの体験を各種メディアで公表し、講演や相談活動を行う。

公開日:2015年6月4日 最終更新日:2015年10月13日