がんの疼痛緩和

“しなやかに生活をしていくために大切なこと”

8/6(土) 16:00-16:50 コングレスクエア日本橋 ホールD

痛みを我慢し続けると脳の中で変化が起こり、しなやかに生きることにブレーキをかけてしまうことがあります。医療用麻薬が痛みの治療に安全に使える理由、痛みの伝え方のコツ、鎮痛薬を組み合わせた治療方法や副作用についてお話をしたいと思います。

講演者
有賀 悦子

有賀 悦子(あるが えつこ)

帝京大学医学部 緩和医療学講座 教授・診療科長

岡山生まれ、1987年筑波大学卒。大学病院腎外科、ミシガン大学腫瘍外科学(がん遺伝子・免疫療法)、国立病院での緩和ケア病棟、緩和ケアチームを経て、帝京大学医学部に国内ではまだ数少ない緩和医療学講座を開設し、責任者をしています。”For staying healthy with cancer“をモットーに、がんの早い時期からの支援に取り組んでいます。2017年大会長を務める日本緩和医療学会学術大会には患者さんが参加できるプログラムを準備しています。日本緩和医療学会副理事長、日本癌治療学会代議員。

司会
岩瀬 哲

岩瀬 哲(いわせ さとる)

東京大学医科学研究所附属病院 緩和医療科 特任講師/CNJ理事長/

1994年埼玉医科大学卒業。2012年10月より現職。Palliative Oncology (緩和腫瘍学)が専門。緩和ケア多施設共同試験のデータ・センター構築とTransitional Care (在宅移行ケア) に力を注いでいる。座右の書は「葉隠聞書」。 BOXINGはSugar Ray Leonard, JAZZはダラー・ブラントの「アフリカン・ピアノ」。リチャード・ドーキンスに影響を受け「進化医学」も 標榜している。日本医療研究開発機構研究費(革新的がん医療実用化研究事業)岩瀬班研究代表者。ニックネームは「園長先生」。CNJ理事会と東大医科研緩和医療科、岩瀬班メンバーが動物に例えられているとか。