Over Cancer Together

“キャンサーサバイバーズボイス〜がんサバイバーの声を聴こう〜”

8/6(土) 12:00-14:50 コングレスクエア日本橋 ホールC

がんを取り巻く様々なテーマを取り上げ、様々ながん種のサバイバーの方が、体験談を語ります。がん患者さん・ご家族、また医療従事者、製薬企業にお勤めの皆様、どなたでもご参加できます。ぜひ立場を超えて「がんになっても暮らしやすい社会」のために何ができるか意見交換しませんか。

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セッション1: 12:00-12:40 がんとアピアランス がん治療によって容姿が変わることにどう向き合うか

草野 朋子

草野 朋子(くさの ともこ)

乳がんサバイバー

私の職業は、フラの講師です。乳がんになり、抗がん剤治療のため入院していた病室で、フラに出会いました。再発予防のための治療をしながらフラを続けるうちに夢中になり、知らずに再発への不安がなくなっていきました。次第に体力がつき、リンパ浮腫も完治してしまいました。心も体も元気になるこの素晴らしいフラをたくさんの方に広めたいと思い、講師への道を歩みました。現在はサバイバーの方向けに「キャンサーフラ」のレッスンも開催しています。サバイバーのみなさんに前を向いていただくために、アメリカのように日本でもキャンサーフラを広めるのが夢です。

 

浜田 勲

浜田 勲(はまだ いさお)

耳下腺がんサバイバー

1963年東京生まれの現在52歳男性です。
49歳の時に耳下腺癌と診断され手術により顔右側の耳下腺、顔面神経、額関節、頬骨、顎骨の一部を切除し、その後、放射線治療をいたしました。耳下腺癌は頭頸部癌に属しますが顔の癌は手術後に著しくQOLを奪われます。特に顔面神経を失いますと表情が作れないためコミュニケーションやメンタルに大きく影響してしまいます。それでも負けずに同じ境遇のサバイバーの支えになりたいと考えています。

 

分田 貴子

分田 貴子(わけだ たかこ)

東京大学医学部附属病院乳腺内分泌外科
(がん相談支援センター副センター長兼任)

1996年東京大学教育学部卒業後、2002年同医学部卒業。外科系研修後、免疫療法の研究にて、2012年東大医学博士号取得。2013年より東大病院乳腺内分泌外科助教、2015年より、がん相談支援センター副センター長兼任。がん治療に伴う外見変化によるQOL低下に注目、「外見ケア外来」を開設し、患者の悩みに対応するほか、院内での外見ケアサービス体制の確立を目指す。英国Changing Faces カバーメイク講座修了。

 

國村 三樹(

司会: 國村 三樹(くにむら みき)

NPO法人キャンサーネットジャパン プロジェクトマネージャー

セッション2: 13:00-13:40 難治性がんと生きる

上田 雅士

上田 雅士(うえだ まさし)

すい臓がんサバイバー

2015年8月に進行性膵臓がんの告知を受けました。
入院して、胆管ステントの留置と、膵臓がんが十二指腸を圧迫したため、十二指腸にもステントを留置しています。このため食事制限があります。
2015年9月より外来での抗がん剤治療を継続しています。2016年3月より職場に復帰し外来での治療を継続中です。自分のがんの経験を、多くの皆様と共有して、がんの患者の「生の声」を聴いていただいて、がんを知っていただきたい。

 

沖 真由香

沖 真由香(おき まゆか)

スキルス性胃がんサバイバー

1981年生まれ現在35歳。理学療法士として働く大学病院で28歳のときにスキルス胃がん、ステージ4(傍大動脈リンパ節転移と腹膜播種)の診断を受ける。情報や治療法がほとんど無い中、先進医療であった腹腔内に抗がん剤を投与する化学療法をを行い、胃の全摘手術を受けた。半年後に副腎への再発転移が分かり、手術で左副腎・脾臓・膵臓の一部を切除。がんによる胆管狭窄のため、胆管ドレーン(PTCD)を入れたまま退院し、その後4年間ドレーンを入れたまま過ごす。化学療法の副作用に苦しんだ時期もあったが、現在はCT上のリンパ節への転移はあるものの、QOLに重点を置いた化学療法に変更し、副作用が少ない治療を継続中。職場や家族の協力を得ながら仕事も続け、休日には海外旅行を楽しむゆとりがある生活が送れるようになった。

 

岩瀬 哲

岩瀬 哲(いわせ さとる)

東京大学医科学研究所附属病院 緩和医療科 特任講師/CNJ理事長

1994年埼玉医科大学卒業。2012年10月より現職。Palliative Oncology (緩和腫瘍学)が専門。緩和ケア多施設共同試験のデータ・センター構築とTransitional Care (在宅移行ケア) に力を注いでいる。座右の書は「葉隠聞書」。 BOXINGはSugar Ray Leonard, JAZZはダラー・ブラントの「アフリカン・ピアノ」。リチャード・ドーキンスに影響を受け「進化医学」も 標榜している。日本医療研究開発機構研究費(革新的がん医療実用化研究事業)岩瀬班研究代表者。ニックネームは「園長先生」。CNJ理事会と東大医科研緩和医療科、岩瀬班メンバーが動物に例えられているとか。

 

松崎 匡

司会: 松崎 匡(まつざき ただし)

肝細胞がんサバイバー

肝臓がん告知から7年、何度かの「死にかけ」体験から今年に入って脱出?昨年のACF(JCF)セッション登壇者そこでの経験を経て、がん患者から広く発信するイベント「ドヤフェス」を立ち上げ、開催に向け奮闘中。

セッション3: 14:00-14:40 子を持つ親ががんになったら 〜子どもにどう伝えるか。子どもへの影響を考える。

西口 洋平

西口 洋平(にしぐち ようへい)

胆管がんサバイバー

1979年生まれ、大阪出身。一児(7歳)の父であり、両親も健在。
2015年2月、ステージ4の胆管がんであると告知され、そのときに強烈に感じた孤独感。仲間がいない。話し相手がいない。同じ境遇の人が周りにいない。それなら自分でやってやろうと、インターネット上のピア(仲間)サポートサービスである「キャンサーペアレンツ~こどもをもつがん患者でつながろう~」を2016年4月にリリース。
現在も抗がん剤による治療を続けながら、仕事と並行して、精力的にこの活動を続けている。

 

三浦 絵莉子

三浦 絵莉子(みうら えりこ)

聖路加国際病院 こども医療支援室 チャイルド・ライフ・スペシャリスト

1981年埼玉生まれ。East Carolina 大学、Child Development and Family Relations学部Child Life専攻卒。2004年米国CLS資格取得。浜松医科大学医学部附属病院、磐田市立総合病院にてCLSとして勤務後、現在は聖路加国際病院こども医療支援室に所属。NPO法人「Hope Tree」のメンバーとしても活動中。小児科の子どもたちだけではなく、親が病気の子ども達やきょうだいが病気の子ども達も含めた、病院にくるすべての子ども達へのケアの充実を目指して日々活動しています。

 

石田 智美

石田 智美(いしだ ともみ)

聖路加国際病院 こども医療支援室 チャイルド・ライフ・スペシャリスト

1975年東京生まれ。上智大学文学部心理学科卒。2001年より米国に留学、教育学修士取得。2005年米国チャイルド・ライフ・スペシャリスト(CLS)資格取得後、帰国。三重大学医学部付属病院、東京医科歯科大学附属病院にCLSとして勤務後、現在は聖路加国際病院こども医療支援室に所属。病院にくるすべての子ども達にとって、医療の現場が少しでも怖くなく、大変ななかでもプラスの経験となるよう、子どもの目線を大切にしたサポートを目指して活動しています。

 

大友 明子

司会: 大友 明子(おおとも めいこ)

NPO法人キャンサーネットジャパン(乳がんサバイバー)

第1回OCTセミナーに参加。2010年12月乳がんの告知を受け、左乳房を全摘、現在ホルモン治療中。治療中にBEC乳がん体験者コーディネーター養成講座を受講し、以前から勉強していたコーチングと乳がんの知識を融合し、「主治医に言うほどではないけど、なんかモヤモヤ~な方、集まりませんか?の会」という乳がん患者さんを対象にしたワークショップを毎月都内で開催中。また、現在、キャンサーネットジャパンで、BECの事務局を担当。家族は夫と娘2 人(中3 ・小4 )。