がんと食事、栄養のこと

“がんに負けない体づくりのための栄養や治療中の食事の工夫”

8/6(土) 17:00-17:50 コングレスクエア日本橋 ホールA

がん患者、家族にとって、治療中、治療後、栄養と食事のことは大変気になるところです。このセッションでは、治療の後遺症や副作用により発生する食事の問題を取り上げ、どのようにQOLを保ちながら栄養を取るか、食事の工夫などをお話します。

講演者
川口 美喜子

川口 美喜子(かわぐち みきこ)

大妻女子大学家政学部 がん病態栄養専門師

昭和56年大妻女子大学卒業。島根大学病院管理栄養士としておもに緩和ケアに関わり、「食べる喜び」を提供することの大切さを心に刻んだ。現在大妻女子大学家政学部で学生の教育と地域、在宅訪問で「食の提案」を行っている。
急性期病院で回復した時間よりもその後の人生は長い。在宅で生きる時間は大切だ。人は老いを迎え機能は低下する。在宅で最期を迎えるには食の支援が大きい。座右の銘は「言霊」。心に思うことは口にして、出来る限り実現していきたい。
だから、老いても、病気があっても「ごちそうさま」と家族で食べる喜び・笑顔を持ち続ける栄養と食事の提案を続けたいと思う。

司会
小西 敏郎

小西 敏郎(こにし としろう)

東京医療保健大学 副学長・医療栄養学科長

1972年東京大学医学部卒業。胃癌や食道癌・大腸癌などの消化器癌の手術治療を主にする外科医。趣味は内緒(ナイスショットと呼びます)。自身が2007年に早期胃がんの内視鏡治療を受け、また前立腺がんの手術を2009年に受けた。いずれも非常に早期で発見でき完治したのも毎年定期的に検診を受けているおかげ。